有名になりすぎて,ここで紹介するのも何だかなぁ〜。今回悪役が分かりやすすぎて水戸黄門かよ。でも,データ偽装はくい打ちでも問題になっているし。頼むよ日本の工業。がんばろう,中小企業と地場産業!
小学館 1,500円+税
著者はあの吉本隆明の長女にしてよしもとばななの姉であった。ある日拾った白い美猫は排泄障害があり獣医に通いつつ育てることに。その他さまざまな猫たちとの交流と吉本家の介護。なかなか奥が深いです。
幻冬舎 1,500円+税
書名が長すぎるぞ。男性漫画家が猫との生活を漫画にしています。うちのニャーと同様に噛むわひっかくわ,飼い主を無視するわで笑えます。猫あるある満載です。
株式会社KADOKAWA 1,000円+税
書名が長すぎ(笑)。父親による子育て漫画。理不尽な息子に翻弄されながら愛情をもって育児しています。筆者は夫婦とも漫画家。自宅労働なので近所から不審がられてます。
リイド社 880円+税
居酒屋ぼったくり4巻目。絶品の日本酒と美味しい料理に涎が〜(笑)。要と美音の仲はなかなか進展せず。しかし,美音はひょんなことから要の家に行きお母さんと会ってしまいます。茶粥は大島の名物でもあり。
星雲社 1,200円+税
北野武による道徳のススメ? 理屈で道徳を教えようとしたら,子どもに見透かされてしまう。教える側が本気で本音で悩み考え伝えなければならない。そういう真っ当な意見なのです。本気なら必ず伝わりなす。
幻冬舎 1,000円+税
伊坂幸太郎の「陽気なギャング」シリーズ第三弾。9年ぶりの最新作です。今回はギャングたちが正体を暴かれそうになり防戦に回るも後手後手になり苦境に立たされて…。
祥伝社 840円+税
TVドラマ『ナポレオンの村』の原案本。限界集落の羽咋村の町おこしを担当した役場職員が書きました。
「道の駅」が失敗する最大の要素は公務員を駅長にすること(笑)!!
講談社 890円+税
『ユニバーサル広告社』シリーズの一作目。限界集落を再築する話ですが,こちらは半分ギャグ。黒澤明の「七人の侍」のパロディーみたい。農民たちが広告代理店を捜して雇い,村を再築しようとします。
集英社文庫 460円+税
『ユニバーサル広告社』シリーズ2作目。ユニバーサルは広告社であって広告代理店ではなく,経営難の広告社がつかまえた依頼人の小鳩組はなんとヤクザの組だったのです! 失敗したら東京湾に沈められる!
集英社文庫 670円+税
『ユニバーサル広告社』シリーズ3作目。シャッター通りの商店街を立て直す杉山たちだが,商工会のボスたちの旧弊さに呆れ怒りつつ,妨害をすり抜けながら活路を捜す。坊主の息子と牧師の娘の恋の行方は?
集英社文庫 820円+税
伊坂幸太郎による大学生活グラフィティー。当然舞台は仙台市。伊坂さんらしくなく事件とか起きないし〜,と思っていたら最後にはちゃんと事件ありアクションあり。チャラい鳥井の思いもよらぬ変化あり。
新潮文庫 790円+税
持統は天智の娘であり,父の弟であるの天武の妃になる。大化の改新,白村江の敗戦,壬申の乱と激動の時代を生き,天皇に即位してからも国内外の情勢は予断を許さない。いかに国をまとめ国民を安らげるか?
幻冬舎 1,800円+税
奈良の大仏造営事業の現場はさまざまな難題をかかえていた。造仏所の労役に徴発された仕丁真盾たちは炊屋の宮麻呂が作る絶品の飯を楽しみに,厳しい労働に耐えていた。労働や食を通して仏に気付いていく。
光文社 1,600円+税
池上彰と佐藤優による,「新・戦争論」の続編です。現在の世界情勢は,過去の歴史を抜きに語れない。そんな近代史・現代史,いやもっと古い歴史を視野に世界情勢を分析する。まさに目からウロコの視点!!!
文春新書 830円+税
日本人の,ほとんどヲタク漫画家がフランス女性と結婚した。フランス女性ハンパねぇ! 中国嫁日記と違う点は,嫁のほうが稼ぎ夫は家で家事をする主夫だということと,息子が生まれ育児に翻弄される点。
祥伝社 880円+税
『英国一家日本を食べる』の著者による,日本に来る前のこと。フランスで有名な料理学校に入学し悪戦苦闘。英国人である著者がフランス料理の伝統に圧倒される。フランス料理の基本がいろいろ分って面白い。
飛鳥新社 1,500円+税
兵隊にとられた男たちのかわりに広島の市内電車を走らせていた14歳から17歳の女学生たち。原爆で地獄を見ながらも,3日後には復旧1番電車を走らせた。終戦後は男たちが復員したのであっさり忘れ去られた。
講談社文庫 730円+税
更級日記のマンガ。かなり軽い少女マンガ風で時代考証もいいかげんですが,内容の簡単なダイジェストにはなっています。小中学生にはいいかも。しかし,髪にリボンをつけたりメガネかけたりってどうなのよ。
双葉社 1,000円+税
『日本人の知らない日本語』の蛇蔵と海野凪子による,人物で読む古典。例によって髪型や顔はデフォルメされているけど,内容は本格的。時代ごとの当時の常識や分かりやすい解説とか裏話もあってためになる。
幻冬舎 900円+税
『しゃばけ』の畠中恵さんによる江戸の物語。主人公の麻之助は神田の町名主のお気楽な跡取り息子。悪友の清十郎,吉五郎とともにお江戸の事件を解決していきます。江戸の奉行所は民事不介入だったのだ。
文春文庫 各590円+税
続きです。NHK総合の木曜ドラマになったので見た人も多いかも。麻之助はお寿ずと結婚し猫の『ふに』を可愛がっていたけど,お寿ずは赤子を死産し自らも死んでしまう。糸の切れた凧のようになった麻之助…。
文春文庫 各590円+税
斑目久太郎は加賀藩の剣術指南役の任を解かれ,今は妻子を故郷において単身江戸に出て,貧乏長屋に住みながら仕事をさがしている。猫の玉乃丞がらみで様々な事件に巻き込まれるのだが,時代考証がひどすぎ。
AMGブックス 648円+税
ピカレスク・ミステリー。神出鬼没の窃盗犯『山猫』。盗むのは悪党からばかりだが,正義など鼻で笑い官憲の追手を尻目に大金を奪い去る。いやなかなか痛快です。急いでアマゾンで一巻目を注文しました。
角川文庫 600円+税,520円+税
西原理恵子さんと枝元なほみさんのコラボ。あの反抗期息子と女子高生娘の胃袋をわしづかみするリーズブル&簡単便利なレシピがてんこ盛り。ダイエットの部もあります。これは作ってみなければ。美味しそう。
毎日新聞社 880円+税
主人公は高1男子の「泳」。何にも意欲がなくて学校もサボりがち。唯一サーフィンだけは続いている。そんな泳が「終わらない波」のことを知ったことからジワジワと変わりはじめる。少年の成長の物語。
角川文庫 880円+税
誉田哲也さん。今回は農業女子。農業モノとしたらイマイチだけど…。 大切なのは誰かに必要とされることではない。代りの人材はごまんといる。自分がこの仕事がしたい,ここで生きたいと思える場所で働け。
中公文庫 640円+税
中山七里さん。これは犯罪だよ。荒唐無稽すぎ。フツー,あっと言う間にバレて大スキャンダルだよ。しかし,国政のドロドロした面や権力・派閥の嫌らしさが分かりやすく描かれています。官僚も閣僚も大変ね。
出版NHK 1,600円+税
くるねこ大和さんの猫医者によるネコの飼い方指南。ネコ専門医とあってネコ愛はハンパない。食事は一日二回,8時間は胃を空にしないと健康に良くないとか,ネコに牛乳やかつお節はダメとか。目からウロコ!
(株)KADOKAWA 700円+税
枕草子とその著者の清少納言に関してのコミックエッセイ。橋本治の桃尻訳がイチオシなので,この本は2オシ。なにしろコミックですから中学生にも分かりやすい。清少納言の命がけの明るさが分かるかも。
メディアファクトリー 1,100円+税
わーるどふぇいます源氏物語の作者紫式部に関するコミックエッセイ。清少納言との確執は当時と政治的背景を抜きに語れない。生育環境や性格の違いも分かりやすく描かれている。どっちも今でもあるあるです。
メディアファクトリー 1,100円+税
終戦直後の東京で鈴子は14歳。父親も姉兄妹も亡くなり,母と鈴子の二人だけで戦後を生きねばららなくなった。収入も資産も土地家屋もない母子が生き抜いていくためには?
娼婦たちの悲哀と生命力に感動。
新潮社 1,800円+税
海棠尊さんの新刊。2段組み。今回の主役はスカラムーシュDr.彦根。そこに養鶏場の娘まどかが絡む。未熟な女子大生だが,若さと無謀な情熱で,失敗しながらも成長していく。鶏卵はワクチンの素材なのです。
新潮社 1,600円+税
不妊治療の夫婦の物語だと思ったら違って,特別養子制度の話かと思ったら,それも違って,中学生で子供を産んだ女の子の話でもなくて…。深いです。「子どもを返して」と電話してきた女の印象が大逆転。
文藝春秋 1,500円+税
犯罪の減少や社会秩序の安定のために,住人が相互に監視しあい密告しあうシステムが功を奏し,犯罪が減り安全な社会になった。しかし,魔女狩りのように,近所住民の告発によって公開処刑が行われては…。
光文社 1,600円+税
イスラム国は,従来のテロ集団とは全く違う。タリバンなどのテロ集団は社会を不安定にすることにより住民から略奪・搾取したが,イスラム国は社会を安定化し,インフラを整備し国家をつくろうとしている。
文藝春秋 1,350円+税
経済学がデータを用いて明らかにしている教育や子育てに関する発見は,教育評論家や子育て専門家の指導やノウハウよりも,よっぽど価値がある。と著者は述べています。う〜ん,確かに説得力があるぞ。
ディスカヴァーートゥエンティワン 1,600円+税
武士道シリーズのエピローグ的な作品。武士道シックスティーン,セブンティーン,エイティーンを読んだ人は,これを読まねば。逆に読んでない人には意味がないかも。いや〜,安心したよ。解決編でした。
文藝春秋 1,500円+税
「守り人」シリーズ,文庫本で10冊くらい。ちなみに「もりびと」と読みます。主人公はバルサという三十代の女用心棒。シリーズが進むにつれバルサ本人や脇役の人々の謎が広がり,これは「サーガ」ですわ!
新潮文庫 590〜630円+税
これは面白かった! そんなことは知ってるよ・やってるよということも多かったけど,へ〜そうかと思うことも多く,全体として星5つ。日常的に料理をしている人は読むべし。目からウロコですよ。
青春出版社 880円+税
「慨世の遠吠え」で,内田&鈴木の両氏が紹介していた本。面白い!!
これは小説です。しかも,かなり詩的かつ比喩的&幻想的。しか〜し!本質を衝いている。アメリカ合衆国に対して日本の戦後は何だったの?
河出文庫 920円+税
右の「東京プリズン」の創作メモ&随想。より具体的かつリアル。Peopleって何? 憲法の「憲」の字義は何? 日本語に訳してビックリ仰天,目からウロコの事実! これだから英語や漢籍は侮れない。
講談社現代新書 840円+税
テルマエロマエのヤマザキマリさんって!凄い人だったのね。教養も体験もハンパない。今の夫との出会い以前にこんな壮絶なヒストリーがあったなんて(絶句)。影響を受けた本を知って,読みあさりましたよ。
小学館新書 740円+税
ヤマザキマリさんオススメ「ロビンソンの末裔」読みました。でも今は絶版。スピンアウトして「輝ける闇」開高健です。私の年代は戦前・戦中(父母や祖父母)とつながっている。つないでいくべきではないか?
新潮文庫 590円+税
ブラック柚木さんです。怖いです。ナイルパーチは外来種の魚で,人間によって連れて来られ,その場所で生きようとしたら「生態系」を破壊すると忌み嫌われ排除される生物です。外来種同士の悲惨な闘いです。
文藝春秋 1,500円+税
多少ブラックな柚木さん。本好きにはたまらない書籍紹介があるので,本好き女子は読むべし。大穴と書いてダイアナと読む名前の少女は本が大好き。親友になった彩子はダイアナがうらやむお嬢様。しかし…。
新潮社 1,300円+税
タイトルどおりのバカ対談。しかし,さすが両者とも医者である。特に近藤誠さんは「癌と戦うな」の人。動物医療の「ぼったくり」や,無駄かつ危険な医療行為(人間に対しても)への苦言は傾聴するに値ある。
小学館 1,000円+税
「旅のラゴス」は,昔むかし「SFアドベンチャー」という雑誌に連載されていて,リアルタイムで読んでいた。まとめて読みたくて買った。読んだ。やっぱり筒井康隆は天才だと思った。ラストシーンは秀逸。
新潮文庫 490円+税
9条護持の内田樹と,右翼の鈴木邦男。右と左は一致する。学校武道を一刀両断にし,集団的自衛権の嘘を暴く。少し前の政治家は「後世の審判に俟つ」と言った。今は次の選挙まで。引退したら責任は取らない。
鹿砦社 1,400円+税
ソ連が崩壊した今だからこそ,資本論を読むべし。資本主義一本になった結果,ハイエナのような多国籍企業が利益を追求し,競争は激化し,成果を求められ,弱者は切り捨てられる。今こそ古典に帰り考えよう。
朝日新聞出版 1,100円+税
「紳士同盟」の続編という感じ。外務省専門職員試験に合格した佐藤氏は,イギリスで語学研修をする。そうか,外務省の技官はこのようにして育成されるのか。インテリジェンス戦の駆け引きは凄すぎる。
小学館 1,600円+税
児童養護施設の実態が詳しく分かる。親の失業,疾病,薬物依存,虐待など,多重逆境の子どもたちを見守り,自立を助け,社会で働いて税金を納められるように育てることは,結局国民全体の利益になる。
貧困の連鎖を断ち切ろう。
ちくま新書 820円+税
限界集落株式会社の続編。今度は商店街編。郊外に巨大ショッピングモールはできたけど,駅前のシャッター通り商店街のコトカフェには爺婆の憩いの場。そこに再開発の話が持ち上がる。ウマい話の嘘を暴け。
小学館 1,600円+税
さすが池上さん! 話題の「イスラム国」から,中国主導の「アジアインフラ投資銀行」まで,現在の世界情勢がとてもわかりやすく説明されている。「社会人は教科書『世界史A』を読もう」はけだし名言!
文藝春秋 1,300円+税
オーストラリア人なのに戦国時代の歴史に詳しすぎ! 城の歴史にも詳しすぎ! 甲冑師に弟子入りして自分用の甲冑まで作ってしまう。広島城も出てきますよ。明治の廃城令で壊された城が多いのがとても残念。
宝島社 1,400円+税
はい。タイトルどおりです。小学校での指導を念頭に書いてありますが,幼い中学生にも十分通用します。M中の生徒指導はこれで行きましょう。教職員全員読むべし。
学陽書房 1,700円+税
話題の本。直木賞。強烈な姉を疎ましく思いながら育った弟は,イケメンで性格も良い。家庭は崩壊し,子どもに理由は分からない。三十歳を過ぎて弟が壊れる。魂を救う「サラバ」はさようならの意味ではない。
小学館 各1,600円+税
徳川幕府が続いたまま近代化した日本。欧米による植民地支配も続き,有色人種は差別されたまま。長州藩は討幕に失敗し,くすぶっている。欧米の世界支配を覆し,徳川をも倒そうと五輪の誘致に暗躍する長州。
中央公論新社 1,300円+税
著者はスウェーデン女子の漫画家。日本のマンガ文化にあこがれ,母国でもイラストやマンガを勉強し,ついに日本での生活を始める。絵が少女マンガだけど,欧米人と日本人の生活様式や思考の違いがリアル。
メディアファクトリー 1,000円+税
父がドイツ人,母が日本人のハーフ女子で,22歳までドイツで育つ。日本語は堪能。日本人が当り前と思っている日常のあれこれに,新鮮な目で驚く。こっちの方が面白い!
大和出版 1,100円+税
武士道シックスティーンの誉田さんです。今回の主人公はヘタレな男子中学生。脇役の女性たちは超パワフルで爺さんたちはスーパー自由に生きていて,主人公ノブヒロを引きずり回して…最後は感動です。
光文社文庫 552円+税
江戸深川の貧乏長屋に住む町医者の娘おいちが,親友おふねの死の真相を考えるうちに事件に巻き込まれる,あさのあつこさんの時代小説。少年少女のみずみずしい感性と,江戸時代の庶民の生活がリアル。
PHP文芸文庫 750円+税
夜回り先生=水谷修さんの本。自分は水谷先生と同じようにはできないけど,今「いいんだよ」と言ってあげたい生徒がいる。同じように「いいんだよ」と言いたい同僚がいる。寄り添って闇を突き抜けよう。
日本評論社 1,200円+税
釣りが好きな人,魚を食べるのが好きな人にオススメ。イラストはあのさかなクンです。魚の特徴・習性・分布・釣り方が書いてあるのはもちろんですが,美味しく食べる方法が書いてあるのが断然すばらしい!
海竜社 1,714円+税
トンデモ本のようですが,これが結構真実を衝いている。権力闘争であり正統をめぐる跡目相続争いなのだから,まさに仁義なき争いだ。しかし,キリスト教だからよかった(よくないか)けど,これをイスラム教史でやったら命の保証はなかろう。
筑摩書房 1,500円+税
第四弾がでたよ。尖閣諸島をめぐって日中関係がピリピリする中,井上さんと月(ユエ)の愛はゆるぎません。庶民レベルでの対日感情がリアルです。後半の不妊治療の苦闘は,これまたリアルで,苦しいものがあります。勉強になります。
KADOKAWA 950円+税
ダビンチコードの人。今回は「ダンテの神曲」をめぐるミステリー。本屋で見て,高いので買うのをためらっていたけど,佐藤優オススメ本なので買って読んだ。国家に裏切られた佐藤さんらしい。誰が味方で誰が敵か,状況はどんどん変化する。
角川書店 各1,800円+税
エジプト学の吉村作治と曽野綾子の対談。吉村さんはエジプト人女性と結婚するため一時イスラム教徒になっていたのだ(現在はキリスト教徒)。だからイスラム世界に詳しい。日本人は「優しいバカ」。人間を見抜く力と交渉術を身に着けよう。
講談社 1,500円+税
ご存知池上彰さんの「そうだったのか!」シリーズの(たぶん)第6弾。池上さんはNHK週刊こどもニュースのお父さんだったころから本質を衝いた解説ができる凄い人です。反日も嫌韓もなく歴史の真実を伝えるのがジャーナリストの使命。
集英社 1,800円+税
呉善花さんは「スカートの風」以来のファンです。海外で交通事故を起こした時「ごめんなさい」と言ってはダメ。腰の低い日本人の態度は韓国では卑しく低級だと思われ,一度非を認めたら未来永劫見下され,何度でも糾弾され賠償を請求される。
悟空出版 9000円+税
私の信頼する池上彰さんと佐藤優さんのタッグです。これが面白くないわけがない。池上彰は佐藤優の著作を愛読し,佐藤優は池上彰を認めている。最強のタッグマッチ! これを読まずして政治を語るべからず。
社会科教員全員読むべし。
文春新書 830円+税
佐藤優って,悪人顔すぎ! なんでこうもわざわざ悪人顔に仕立てるのかな。でも言っている内容は超リアル。新聞・テレビの百倍面白い。政治…それも国際的な政治の場面では,日本の善良な人々の「平和主義」は通用しない。読むべし。
講談社 各800円+税
タイトルを見てゲッと引いてはいけません。すべての人が読むべき絶品です。我が母は勉強も,裁縫もピアノも料理も,大工仕事も電気配線も,何でもできるスーパー母だったので,女子的ではない人だと思っていましたが,大間違い。とても女子。
サンクチュアリ出版 1,300円+税
ここでキューブラー・ロスの「死の五段階」に出会うとは…! 難しけど,現実を受容しよう。
1 否認…現実否定(引きこもり)
2 怒り…なんで私なの(モンスター)
3 取引…藁をも掴む(宗教とか)
4 抑鬱…鬱から逃れる(薬物依存)
5 受容…
光文社新書 760円+税
敬愛する内田樹さんの本です。村上春樹は…何だかなあ〜敬遠していたのよ。でも内田さんがおススメするなら読んでみようか。と,アマゾンで注文。内田さんの村上春樹ファン度は半端ない。で,その結果は乞うご期待ということで…。
文春文庫 670円+税
伊坂幸太郎です。ピカレスクです。最初は何が何だかの混沌状態ですが,話が進むうちにつながってゆき,おどろおどろしい謎もありヒーローもののアクションもあり,最後には焔と爆発の大団円。さすが伊坂幸太郎。蔵王に行ってみたくなる。
文藝春秋 1,800円+税
ある刑事が,過去の事件を調査しようとすると,妨害に会う。冤罪だったのか。調査は警察組織全体から妨害され,消されようともする。
「正義なき力は暴力。間違った力が冤罪を起こし,人を殺す。その力は正義であってはならない。」
文藝春秋 1,750円+税
女子大生 高円寺円の祖母は,元裁判官の静おばあちゃん。円も法律家を目指している。刑事 葛城公彦円を通して祖母静の推理に助けられ,幾度事件を解決する。そこはミステリーものね。公彦は円に恋している。で,それだけじゃなくて…。
文春文庫 660円+税
これもピカレスク。DVに苦しむカナコ。親友のナオミはカナコの夫を殺そうと計画を提案し,実行する。入念に計画し実行した殺人は完全犯罪だと思っていた。しかし,日本の警察およびセキュリティーシステムは甘くない。監視カメラにご用心。
幻冬舎 1,700円+税
湊かなえさんです。北海道を舞台にした物語。ある旅行者がパソコンで打ち出された物語を手渡される。その物語はリレーのように次々と旅人に手渡されていく。手渡された旅人は物語の意味を自分の人生に引き付けて考える。結末やいかに。
朝日新聞出版 1,400円+税
キャロリングとは,クリスマスキャロルのキャロルingです。年末で廃業する子供服メーカーの社員たち。そこの託児所で預かっている航平は六年生。地上げヤクザがからまって,事態はサスペンスへ! さすが有川浩さん。切ないけど暖かい終末。
幻冬舎 1,400円+税
元ヤンキーで現在ホストのヤマトの前に突然5年生男児が「初めまして,僕はあなたの息子です」と言って現れた。慌てるヤマト。家事能力抜群の息子。すっ,すごい物語!
ワーキング 文春文庫 620円+税
ウインター 文春文庫 670円+税
ワーキングホリデーとウインターホリデーの後に読んでね。非の打ちどころもないホスト雪夜や,寂しいお嬢様ナナの背景も見られる。おかまのジャスミンがヤマトを拾った事情も分かる。ジャスミン最高! 息子の進と母の由希子も…。唸る!
文藝春秋 1,250円+税
はいはい,坂木司の小説ですよ〜。豚肉の部位をタイトルに6編の短編集ですが,後に行くほどだんだん味が良くなる。いちばん笑ってグッときたのは「魚のヒレ」。豚ヒレ肉のトマトソース煮込みピザ風,作るぞ! 全体的に人生の甘辛が良い。
角川書店 1,400円+税
万城目学や湊かなえらによる江戸川乱歩「少年探偵団」へのオマージュです。江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポーです。昭和初期〜戦争直後の怪しい雰囲気がたまらないです。
ポプラ社 1400円+税
学校給食を通して見た教育現場が面白い! 味より栄養,その上が予算,しかも安全第一で融通は皆無というという制約に満ちた給食現場で,元一流シェフはどうする??
幻冬舎文庫 580円+税,540円+税
ジャッキー・ロビンソンから発展して、この本です。う〜む,アメリカ社会の人種差別は根が深い。もしかして日本の英語科教員,染まってないか? 差別は空気感染するから。
株式会社カンゼン 1600円+税
生活保護の現場を舞台としたサスペンスです。生活保護の不正受給を調査しようとする真面目な市役所福祉課の職員に,ヤクザが絡む貧困ビジネスが牙をむく。池井戸潤顔負け!
祥伝社 1,570円+税
養老猛氏の推薦文「冒険小説を読んでいるうちに,医学を勉強し,さらに社会を学ぶ。一冊で三冊分。」の書評がピッタリ。免疫に関する記述が長々しいが,社会はそのとおり!
角川書店 各1,600円+税
食の安全は自己責任だ〜!! 外食産業やコンビニの食品はマジ怖い。姉ちゃん,7-11のオムスビとかサラダとか食べてるんじゃないよ〜。姪っ子の皆は家族に安全な食事を!!
ワニブックスPLUS新書 800円+税
伊坂幸太郎の新刊。今回は心温まるストーリーですが,さすがは伊坂さん。伏線ありまくり〜の,スリリングな展開。ショートストーリー6編の構成ですが,相互に関連あり。
幻冬舎 1,400円+税
恩田陸は初めて読んだ。80qを夜を徹して歩く高校行事。高3の生徒たちはこの理不尽な行事に様々な思いを持ちつつ友達と歩く。体力が限界になると,人は素直になるのです。
新潮文庫 670円+税
香織は剣道女子。武蔵を師とし言動は古武士のようでオヤジっぽい。早苗はほわ〜んとしたお嬢様だけど,香織に勝ってしまう。納得できない香織は…。青春グラフィティー。
文春文庫 640円+税
荻原浩はやっぱり面白い! 8つの短編。それぞれに面白うてやがて悲しき,されど幸せの物語。オレオレ詐欺師の実家のオカン(大阪のおばちゃん)のセリフは秀逸です。
文春文庫 550円+税
厚さ3.5p。文庫で1,000円を超すのは細雪以来。こちらはヤクザが主役のピカレスクロマンですが,爆笑サスペンス喜劇。しかし妙にリアル。国境=ヤクザの縄張り説に納得。
講談社文庫 1,114円+税
ケッ!少女マンガかよ。登場人物の言葉遣いが不快だったが,読み進むにつれて印象が変わった。王位継承者として地位・権威,すべてを与えられた王女の絶望ってアリかな。
富士見L文庫 660円+税
イケメンかつ剣の達人かつ徳川将軍の義弟の松平信平。著者は三次市の出身なので,三次の本屋さんに山積みになっています。やっと松姫との同居が相成り…。マンネリかな〜。
二見時代小説文庫 648円+税
核戦争後の日本が舞台のSF。アニメ放送中らしい。村落国家で生活する人間はみな超能力者。バケネズミを使役するが,その関係は奴隷制度や人種差別のメタファーか。
講談社文庫 790円+税
美術の教材集として参考になります。著者は中学校の美術教師。山口県の東部みたい。周防ではなく長門の匂いを感じる。使える教材がたくさんあって参考になります。
文芸社 2,000円+税
ハマりました。数学ではなく算数です。たとえばツルカメ算を連立方程式を使わず小学生に分かる解き方で解きます。問題をどう考えてスッキリさせるかがポイントです。
すばる舎 1,400円+税
いったん終活を考えた人が読むのがよろしい。遺言はきょうだい紛争のもと。遺産も葬儀も残った者が話し合って決めればよろしい。本当の仏教の立場で人生を考えています。
青春出版社 920円+税
背番号42の子ども向けの本。黒人初のメジャーリーガーであるジャッキーの伝記。背番号42はメジャーリーグ全体の永久欠番。ジャッキー・ロビンソンデー初めて知った。
汐文社 1,500円+税
絶品の「源氏物語」論。長大な源氏物語を読みながら,この物語は紫式部が「大っぴらには言えない欲望」を吐き出すために書いたのではないかと思った。共感できる! 秀逸!
集英社文庫 480円+税
かなり昔に読んだマンガですが,やっぱり心に沁みる。「あのこと」を思い出すまいとしながら忘れられずに生きている普通の人々。リアルな衣食住の様子。忘れてはいけない。
双葉社 800円+税
呉市の戦中・戦後の話。あの時代の普通の人々の生活。機銃掃射や呉大空襲。そして広島市に原爆が…。「あんた,よう広島でよう生きとってくれんさったね」のせりふに涙。
双葉社 各590円+税
あさのあつこによる農業高校小説。これは小説版銀の匙だ。日本農業新聞に連載されていました。主人公は新米の女性教師(都会育ち)。限界集落に近い農村で生きる若者たち。
徳間書店 1,600円+税
100歳老人の爆笑逃走劇。若いころからの仰天人生と,脱走してからのスリリングな道行きが交互に描かれる。次々と仲間を増やし,最期はハッピーエンドの大ぼら話(爆)。
西村書店 1,500円+税
この本で私は似鳥鶏にハマりました。ライトノベル風なれど,警察の組織や職能,機構や刑法などを踏まえ本格的です。特に脚注が参考になると同時に笑えて秀逸です。
幻冬舎文庫 648円+税
「困ってる人」の第二弾。難病女子の闘病日記ですが,日本の福祉の問題点が炙り出されている。難病や障害がある人が周囲に支援を求めるのを甘えと言ってはならない。
ポプラ社 1,300円+税
タイトルだけ見て「右寄りの人」が書いた本と思ってはいけない。残り3%の真実を語った本なのだ。筆者は中国語ができるテレビ東京の北京支局特派員。右も左も読むべし。
講談社α文庫 920円+税
あさのあつこのSF。悪役・脇役のキャラが立っていて,アクション&サスペンスの力作です。面白い! でも私にとってbUはパトリック・マッグーハンよっ! 45年前のSF。
講談社文庫 476〜490円+税
半沢直樹…テレビドラマで有名になりすぎた。池井戸潤の作品では「空飛ぶタイヤ」や「下町ロケット」のようなのが好きです。半沢直樹はストレートすぎて,う〜んって感じ。
ダイヤモンド社 1,500円+税
「英国一家日本を食べる」の続編です。前作の紹介はこのページの中段にあり。日本人には当り前のことに驚き不思議がり,取材に行くと,日本人でも知らないことを発見する。
亜紀書房 1,500円+税
児童養護施設に中途就職した慎平。就職動機の甘さと偽善性を嫌悪するカナ。新人職員に甘えたり反抗したりして「試す」子供たち。でも,子供たちも慎平も未来に向けて変わっていく。有川浩さんの新刊。
幻冬舎 1,600円+税
NHK朝の練ドラ「花子とアン」の原作です。「赤毛のアン」は未読なれど,村岡花子って凄い人だったのだと,今更ながら再認識。赤毛のアンシリーズも読んでみようと思う。
新潮文庫 750円+税
「配達赤ずきん」などの,本屋探偵シリーズの最新刊。実態だと思うけど,本屋大賞ってこういうシステムなんだということが分かって面白い。本屋さんってなかなか大変です。
東京創元社 1,500円+税
「配達赤ずきん」と同じ著者の作品。短編5編。最後の「野バラの庭へ」が秀逸。やっぱり年齢を重ねた婦人って良い味出しますね。男も甲羅を経ると複雑な味を出して宜しい。
光文社 1,300円+税
名前は怖いが居心地の良い居酒屋です。素材の味を活かした旬の料理が美味しそう! 添えられるお酒がまたグッとくるのね。美音さんと要さんの今後の続編も待ち遠しい。
徳間書店 1,600円+税
ロマンチックSFです。「たんぽぽ娘」もヤングの作。「時の娘」もオススメ。私,中学生の頃よりSFにハマり,ブラッドベリ,Fブラウンなど読みふけりました。読むべし。
創元SF文庫 800円+税
シーボルトの薬草園の園丁になった熊吉は15歳。日本の職人らしく,努力と工夫でシーボルトの信頼を得る。しかし,妻のお滝を捨てて帰国するときシーボルト事件が起こる。
徳間書店 1,600円+税
日露戦争前夜,厳冬の八甲田山で青森5連隊は210名中195名死亡。一方,弘前31連隊は全員無事踏破した。その差は何か。リスクマネジメントの書でもあるが,身分差別に驚く。
新潮文庫 550円+税
学校関係者にはほとんど常識の事が多いが,現場の人間には見えない,池上さんならではの視点がある。学校関係者は第11章が面白い。フィンランドの教育事情は目からウロコ。
PHP文庫 620円+税
行方不明になった姉は,2年後に見つかった。でも妹はその姉を本当の姉とは思えなかった。違和感を抱えながら13年が経ち…。本物とは何でしょうか。湊さんのスゴイ作品!
新潮社 1,400円+税
百貨店の外商部という,庶民には縁のない世界で,バイトからの叩き上げ・バツイチ女性が奮闘します。売上ノルマは月1,500万円。でも主人公は顧客の心とニーズを掴みます。
光文社 1,600円+税
タイトルを見て右系だと思ってはいけません。著者は明治維新〜近代史が専門なので,目からウロコの発見がたくさんあります。社会科の教員は全員読むべし。面白いです!!!
筑摩選書 1,800円+税
本屋大賞受賞。和田竜さんは「のぼうの城」の作者。瀬戸内の海賊の娘は破天荒。泉州の海賊は卑劣な瓜兄弟さえ笑いとばすお笑いのセンス。作戦や戦力差に勝る一途な思い。
新潮社 各 1,600円+税
池井戸さんの本ですから企業ものです。実業団野球部が舞台。ライバル会社の陰謀あり株主総会あり。企業のリストラで野球部は廃部になるのか? 最後にカッコイイ婆さん!!
講談社文庫 800円+税
2007年初版なのでちょっと古い所もあり。私たちが食べる肉はどんなプロセスで肉になるのかがイラスト入りで紹介されています。初出は「部落解放」。中国の肉はヤバいよ。
角川文庫 857円+税
著者はイギリス人ジャーナリスト。宮崎育ちの私の母は戦時中B29の機銃掃射に遭っている。女の子への機銃掃射や,原爆だけでなく都市への大空襲も裁かれも謝罪もなし(怒)。
祥伝社新書 800円+税
著者は有名企業の営業マンだったが,39歳で野菜農家へ転身。シロウトが実際に就農して分かった真実。有機栽培=美味で安全ではない。売れる野菜をつくるヒントが満載です。
新潮新書 700円+税
こちらは農学の学者が書いた本。学者ですが農業についてよく理解している。全国的・世界的に日本の農業を見ることができ,政府の政策のウラまで暴露し,目からウロコです。
新潮新書 740円+税
米軍は尖閣諸島を守ってくれるのか? 日米安保条約の条文をしっかり読もう。米国政府は尖閣諸島を守るために出兵したいだろうが、その判断は議会の決議に委ねられている。
文藝春秋 1,500円+税
日本人ってホントにお人好し。性善説です。私ら教職員は特にそう。でも世界は「ふっかけるのが当たり前」「だまされるやつがアホ」という原理で動いているのです。
文藝春秋 1,500円+税
民主解放を求める天安門事件に危機感をおぼえた中国共産党は,党の偉大さを強調するプロパガンダを始めた。党は偉大。それ以前の日本支配の劣悪さを打倒したのだと。
文藝春秋 1,500円+税
これまで考古学の年代測定は炭素年代測定法だったが,今は違います! 湖の堆積物「年縞」という地層みたいなもので年単位季節単位の正確な年代測定が可能になったのだ!
イーストプレス 1,750円+税
橋本さんの小説です。そういう自分は東大卒なんだからorz。でも,学校教育に適応なくてとまどい,勉強よりも大切なこと邁進するケンタくんは,現在の橋本さんと同じだな〜。
ちくま文庫 760円+税
伊坂幸太郎にハマりっぱなし。チルドレンは清々しく,オーデュポンはミステリアス。随所に金言あり。
チルドレン 講談社文庫 590円+税
オーデュポン 新潮文庫 670円+税
塩野七生さん,イイ! 政治とは何か,外交とは何かが実にスッキリと腹に落ちる。カエサルの魅力と度量。マキアベリの君主論。それを基礎的教養としているヨーロッパ人種。
文春新書 各850円+税
世界が100人の村だったらの100億人バージョン。字は少ない。このまま人口が増えたら,当然水も食料もエネルギーも足りなくなるに決まっている。さてどうする?
マガジンハウス 1,500円+税
著者の蓮見さんは「蝶々はなぜ菜の葉にとまるのか」を書いた農学博士。菜の花ではなくて葉なのだ。動植物や文化的背景についての蘊蓄がと〜っても面白い。
PHP文庫 619円+税
朝鮮北部からの引き揚げ体験記録。米国の中学校の教材になっている。それに反発する韓国系米国人。著者は長くアメリカに住んでいるので,内容や表現がアメリカ的な感じ。
ハート出版 1,500円+税
高野秀行さんのミャンマー3部作のうちの2冊。もう一冊も読んだ。椎名誠や関野吉晴が解説を書いている。ノンフィクション潜入記なのだ。
集英社文庫 667円+税 429円+税
浅田次郎さんの江戸時代もの。面白い! 絶対映画になるよ。キャラが立ってる。場面が映像となって駆け廻る。一路ってチサの子供の名前と同じなので,文庫を待たずに購入。
中央公論新社 各 1,600円+税
西原理恵子と吾妻ひでおのコラボ。西原さんは夫の鴨ちゃんがアルコール依存症だった。吾妻氏は本人が依存症で失踪したりしたこともある。アルコールの怖さがこれでもかと。
徳間書店 1,200円+税
佐藤優氏はご存知元外務省の人。週刊とりあたまニュースの改題だった佐藤氏の社会分析はスルドクて面白い。政治家はいい人ではダメって,その通り! 悪党力が必要なのだ。
新潮文庫 630円+税
う〜ん。女子校の教室内カーストってこんなにオソロシイのかな。いじめあり裏切りありのすったもんだのはてに,最終的には元どおりになるのだけど,みんな少し幸せになる。
実業之日本社 1,400円+税
内田樹と岡田斗司夫の対談だが,最初の方は岡田氏が喋り内田さんは聞き役。内田氏とはなかなか意見がかみ合わないように見えて,最終的には同じようなことを考えている。
徳間書店 952円+税
横山秀夫さんの本は初めて読んだ。警察小説ですが,警察の内部も人事昇進がらみで大変なのね。池井戸さんの銀行モノと同じです。でも面白かった! 昭和64年の事件を追う。
文藝春秋 1,900円+税