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美術教材&資料

ギャラリー

市中学校総合文化祭展示

市内の中学校の合同文化祭の展示です。技術・家庭科の展示もあって,充実した展示になりました。

文化祭の展示(1)

A市の防犯ポスターコンクールにおいて,金銀銅3賞を独占!
みんな頑張ったね!!
その他のポスターも入賞しましたが,防犯ポスターのみ作品が返却されたので展示できました。
下は1年生の「漢字の感じ」です。

文化祭の展示(2)

3年生のデジカメ写真のレイアウトと,1年生の超リアルなピーマンです。各自工夫してつくりました。

文化祭の展示(3)

2年生の「和菓子」。市役所のロビーに展示したときも,通りかかった人が「おいしそう!」「かわいい!」と口々に言っていました。
使った粘土はDAISOの「ふわっと軽いねんど」。軽くて手に付かず扱いやすいプラスチック粘土です。質感が和菓子にぴったりで,絵具を混ぜ込んで思い通りの色を作ることができます。



鳥獣花木図(伊藤若冲)

鑑賞は本物を見せるに越したことはないのだが,国宝級ともなるとそう簡単にはいかない。屏風絵の場合,できればカラー印刷をした紙を生徒に配り,屏風畳みにさせてみる。右隻と左隻があるので,二人にワンセットずつでよい。屏風畳みはどうするのだろう。山折りと谷折り,さあどっち?

燕子花図屏風(尾形光琳)

屏風絵の鑑賞の続き。
屏風畳みにして立ててみる。出っ張った部分と引っ込んだ部分。立体感が出る。
さて,どっちが右でどっちが左だろうか?
燕子花図の場合,光琳のサインが入っていることに注目!

構図を考える

ご存知ミレーの種をまく人。でも,何かヘンですね。実は,コンピュータ処理で,少し構図を変えています。変えた絵と元の絵の2枚を比べて考えさせます。
①どっちの絵が生き生きした感じがしますか?
②2枚の絵をくらべて,違っている所はどこですか?
③生き生きした感じにするためには,どうすればいいでしょうか?
kouzu.pdf へのリンク

ピクトグラム

別添プリント参照。
ピクトグラムには共通の造形言語がある。それを見つけるのは結構誰にでもできて楽しめる。
禁止は赤。守らなかったら生命の危険があったり,法律違反で罰せられたりする。
注意は黄色。形は三角やひし形で,とんがっている。
青いのは許可やお願い。
緑色は非常口や避難経路。広域避難所のマーク(上の図)は,生徒にとって落とし穴に見えたのが面白かった。
pict.pdf へのリンク

だまされる楽しさ

まず,だまし絵や錯視の例を見せて驚かせ,惹きつける!dokogahenn.pdf へのリンク
「何これ,どうなってるの?」とか「あれ~何かヘン」という言葉が聞こえればよし。どこがヘンなのか把握しづらい生徒もいるので,班で話し合わせ,生徒同士で説明させるとよい。
次の指示。「自分たちでこんなありえない建物を描いてみよう」。と投げかけると,「無理~」という無言のじっとり感が漂ってくる。
そこでテクを教える。こうやったらホ~ラ簡単にできちゃうじゃん♡
というテクの説明方法は,次号に続く。

色について

色の三要素(明度・彩度・色相)や色彩についての基礎的事項(暖色・寒色・補色・対比など)を学び,色の三原色(赤・黄・青)を使って混色してさまざまな色を作る体験をする。
授業においては,色のカード(12色相環とモノクロ8段階)を配り,
①分類させる。⇒有彩色と無彩色
②有彩色を似た色の順に並べさせる。⇒色相環へ
③有彩色のうち,白黒写真で撮ったら一番白っぽく見える色はどれだろう? 一番黒っぽく見える色はどれだろう?⇒明度の説明
④色立体の「赤」を例に,ピンクは赤と白とを混ぜると作れる。⇒色相と彩度の説明。
以下次号へ続く。

ピクトグラムの作品

ピクトグラムの生徒作品(完成したところまで)です。「禁止」が多かったのですが,「注意」や「場所」の作品の中にキラリと光るものがあります。

3原色だけを使って,混色して12色相環をつくる

3原色だけを使って混色し,12色相環をつくりました。赤はカーマインではなくローズバイオレット(ターナーポスターカラー)を使いました。本当はサクラマット水彩の「あかむらさき」がよかったのですが,絵日記にも書いたように手に入らず,やむを得ずこれにしました。
真ん中の黒っぽいのは,3原色を混ぜて「できるだけ黒に近い色」をつくらせたものです。
生徒の感想から
「3原色だけでいろいろな色ができたので,びっくりしました」
「3原色だけで黒に近い色ができるなんて初めて知りました」
「絵具を混ぜて色を作るのは楽しかった」
「絵具を混ぜて色を作るのは大変でした。絵具を作る人は苦労していると思いました。」

ピクトグラム作品(2)

ピクトグラムの作品その2です。こっちはなぜか色数が少ない。

だまされる楽しさ(実技1)

2点透視図で線描した例。
下書きの裏を2B~4Bの鉛筆で黒く塗り,ケント紙にマスキングテープなどの粘着力の弱いテープで固定して,ボールペンでなぞる。そのとき,赤ペンなどの色ペンを使うと,なぞり終わったところとまだのところが分かりやすくてよい。

だまされる楽しさ(実技2)

彩色は,水彩色鉛筆を使う。
水彩色鉛筆は,消しゴムで消せるし重ね塗りが容易なところが良い。
最初は全体に薄く色をつける。
上図はパソコンで下絵を修正し,下色を付けている。
遊痴庵が愛用しているのはフォトショップです。

だまされる楽しさ(実技3)

濃くしていく。
水彩色鉛筆で,強調したいところを濃い色で重ね塗りをしたり,反対色を重ねたりして,より完成度の高いものにしていく。
直線を消すときは,上から別紙を当てて消すとシャープな線ができる。
陰影や遠近感や透明感などの表現テクニックを指導すれば,さらに完成度が増し,「先生,スゴイ!」と尊敬されるでしょう。

だまされる楽しさ(生徒作品)

3年生の作品です。本に載っていた例のパクリもありますが,自分なりの工夫も加味しています。写真が小さくて分かりにくいかと思いますが,独創的な作品もあります。

本物そっくりのピーマン

1年生の作品です。ピーマンを紙粘土で本物そっくりにつくりました。一つ一つ形が異なるピーマンをじっくり観察し,全体のフォルムをつかみ,細部の凹凸やヘタの部分を作っていきました。

漢字の感じ

これも1年生の作品です。漢字の意味を考え,その感じを表現しました。生徒達は実は漢字が大好きで「面白い~!」「2学期中ずっとこれをやりたい」という声もあったほどです。玉石混交ですが,一人一人自分なりの工夫をしています。